古民家解体で出てきた歴史を感じる道具
投稿日:2020.06.05
閲覧数:1098
皆さんこんにちは!リノベーション専門店・夢工房の野津です。 いつもHP訪問、ブログ閲覧ありがとうございます。 現在出雲市でリノベーション工事中のS様邸の古民家。 解体工事でポロポロとこんな物が出てきました。 和釘です。 和釘は日本古来の建築に用いられてきた釘で、 今では神社、仏閣、城郭に使われる以外は目にすることはないそうです。 一般住宅で使われる洋釘は軸部分の断面が丸いのに対して この和釘の断面は四角になっています。 写真ではちょっとわかりづらいですね^^; 材質は軟鉄で一本一本鍛冶職人さんの手で打って作られます。 木目に沿って曲がる特性があるので木の硬い節の中でも打ち込むと 縫うようにどんどん奥へ入っていき、取れにくいのだそうです。 S様邸の古民家は築年数が不明なのでこの釘が使われていた年代はわかりませんが歴史を感じますね。 そんな歴史あるS様邸のリノベーション状況を一部お見せ致します。 屋根がきれいになりました。 元の屋根はこんなかんじでした。 この歴史ある古民家がどんな風に生まれ変わるのか楽しみです(^^)